だからと言って体組成計や血圧計を最新機種に買い替えるというのは荷が重い。それぞれ1万5千円くらいの出費が必要だ。それにこうした計測器は自分が測定をしようと意識して行動した時のデータが蓄積されるだけで、四六時中自分の意図に関係なくデータ測定される訳ではない。そんなことを考えていた折りにAmazonで血圧が測れるスマートウォッチがタイムセールされていて、3000円でお釣りが来るというので思わずポチった。
値段からしてたいしたシロモノでもなかろうと高をくくっていたが、これが意外に面白そうなのだ。就寝中の睡眠パターンが確認でき、血圧も1時間おきに測定する。心拍数については常時モニターだ。これらは専用アプリのH Bandで見ることができる。血圧はどういう仕組みで測定されるのか判らないが、僕の場合は最高値が正常値に近い値に少し低く出る。まあ数値の信頼性はさて置き、値の変動が起きるかどうかの観測には使えるのかなと思う。それと血圧を測る時の手間のなさは画期的だ。
さて、このデータをiPhone側のヘルスケア情報として引き渡せるかどうかだが、僕の場合はH Bandの他自転車に使っているStravaがソースとしてiPhoneで認識され、ワークアウト系の歩数、距離、消費エネルギーに加えて睡眠時間も取り込まれた。血圧と心拍数データについては残念ながらリンクされないようだ。最終的にはこの血圧や心拍数のデータに異常値が検知されると緊急SOS発信もされるという仕掛けがiPhoneに仕込まれていないだろうかという点が関心事だったのだが、どうやらそこまでは進んでいないようなので吸い上げされないことで落胆する必要もないということになる。血圧値をマニュアルで入力すれば、iPhoneのヘルスケア・ページの1画面はこんな感じ。取り敢えずは緊急ボタン付き健康管理アプリというスタンスですね。