ガーディナーのヨハネはArchiv盤もSDG盤も持っているし、YouTubeでライブも観られるので、この3度目の録音は焦って聴くこともないだろうと、ここまで手を出していなかったのだが、歌詞をどう歌っているのかどうしても確認しておきたい曲があって、ようやく購入することにした。元々それよりも、Blu-ray AudioでDGGの5.1サラウンド録音がどのように処理されているかも職業病的な関心事だった。
BDディスクにはPCMの他にdts-HDとDolby Atmosのトラックがあり、まずはハイレゾのdtsで再生を始めたが、音場が異様なので各チャンネルの出力を確認して行くと、右サラウンドRSのスピーカーから音が出ていない。DGGがそんなヘマをするとは考えられないので、機器のチェックを始めることにした。しかしアンプはOKだし、他のディスクで問題はない。そこでDolby Atmosのトラックに切り替えてみたら、何とすべてのチャンネルからちゃんと音は出るではないか!
ということで、もう少しこの問題は掘り下げて見ようと思う。
その後➡国内販売元のユニヴァーサルでは「輸入商品の問題は発売元へ」と予想通りの答で、DGGには4月に問題指摘のメールを送ったがなしのつぶてです。