Tuesday, July 30, 2013

ZIPP202ホイールで学習・その2 - Carbon Wheel Lesson 2

チューブラータイヤとカーボンリムの導入に際していくつかの課題について考えた。多分、最大の問題はツアー中のパンクに対する対処法だろう。一般的には作業性の面からスペア・チューブラーとテープを持参するのが正攻法だと思う。セメントの場合は塗布から装着まで1日置くのが原則なので厳密にはパンク現場での対応はないと考える。チューブラーは小さなパンクの場合、スローパンク的な振る舞いの傾向もあるので、シーラントで防御という手がある。シーラントは事前注入しておくか、パンク時に緊急補修として注入するかの選択肢がある。パンク一発で簡単に廃棄するのは忍びない高価なチューブラーを何とか使い回すにもシーラントは現実的な策だろう。それ以上の対策はセメント塗布済みのスペアチューブラーを持参し、それを仮装着して帰路につくことくらい。
僕の結論は出来るだけパンク耐性に優れたチューブラーを選ぶこと。性能的にはContinental GP4000にしたいところを予算の関係もあって手始めにSprinterで行くことにした。(耐パンク最優先ならGoatskinというモデルもある。)シーラントは経時劣化のことも考えて事後注入とし、ツアーの場合は条件次第だが基本的にはシーラントのみ持参と考えた。購入予定はMariposa Espresso
接着については今風にテープで行こうと最初考えていたのだが、問題はいずれ直面するタイヤ交換時の苦労だ。ミヤタテープはZippリムから剥がす時に地獄の苦労を経験するらしいし、一方のセメントにも決定的処方はなさそう。熟慮の末に「昔取った杵柄」のセメントで行くことにした。拠り所としてはContinentalにカーボン対応のセメントがあること、それとZippでは洗浄用の有機溶剤としてアセトンを推奨していることに期待することにした。要するにすべての面でデリケート、何かにつけて手間がかかり高くつくのがカーボンホイールという面倒くさい様式なわけだ。サポートスタッフを連れて走れるプロには向いてる。


さて作業に先立ちホームセンターで必要な物を買い込んだ。アセトンは1リットル缶が1480円、あとはセメントを塗るブラシと手袋だ。空気漏れが深刻じゃなくて失念してしまったが、本来忘れちゃいけないのがシールテープ。水道管工事と同じ要領で、エクステンダーの空気漏れを抑えるためにジョイント部に少し巻き付ける。

 Continentalの説明ではまずチューブラーをリムに仮装着して10barの空気圧で3日放置する。セメント塗布はチューブラー、リムとも2回塗りで、1度塗布したら24時間寝かせ、もう一度塗ってチューブラーの取り付けを行う手順だ。

Zippのビデオはリムにセメントを3層塗りするよう説明している。仮装着したタイヤを10bar1日置き、リムはセメント塗布して24時間寝かせを2回行い、並行してチューブラーはセメント塗布して48時間置く。最後の3層目を塗ったら4-5分置いてまだ乾かないうちにチューブラーをリムに取り付けるという手順だ。

僕は基本、膨らませ3日放置の後ZIPP方式で行くことにする。手袋に関して、アセトンに対しては天然ゴムがベストとの情報もあり、ニトリル手袋と園芸用の天然ゴムとどちらが本当は良いのか使ってみるしか実際のところ分からない。ブラシについてはピッタリなものが見つからなかったので、毛先を湾曲にトリムして幅も細く切ってリムに馴染むよう整えた。リムに塗るセメントの量は本当にすっとなぞるくらい薄くて良い。それをさっさとリムの接触面に満遍なく伸ばすのだが、乾燥が早いので手早くやらないとセメント液が硬化していく。これは最初下手くそでも慣れると徐々に腕も上がる。チューブラーの方はもう少し多めに盛って、これも布面に広げる作業だ。取り敢えず今日は第1層の作業で終わり。

I considered a few issues regarding tubulars and carbon wheels. Probably punctures while running are the most concerned trouble. Generally, a spare tubular and a rim tape would be the straightforward, preferred approach. Cement won’t be an efficient solution as it needs to wait for 24 hours to dry up. A sealant is considered a practical alternative in such a case because small punctures in tubular tires tend to behave like a slow puncture. You can choose to pre-inject this liquid or inject it on encountering the trouble.

My primary decision is to pick up a tire more resistant to punctures, and I chose Continental Sprinter although I ideally wanted GP4000 for the performance. (Goatskin is the ultimate anti-puncture approach.) Basically, I will bring Mariposa’s Espresso sealant in the long rides.


In the beginning, I was inclined to use the tape, but the rumors about renowned Miyata tape when removing from ZIPP wheel were so miserable that I hesitated it and decided to go back to the old days with my experience of cement. There were at least 2 positive factors: Continental’s cement specifically for carbon rims and the fact that ZIPP recommends acetone for cleaning the rims. Tubular looks like a trouble-demanding and pricier format from every angle that pros can live with enjoying their service team behind!

Based on the instructions given by Continental and ZIPP, I temporary placed the tubular in the wheel and left it for 72 hours after inflating it. Then I followed ZIPP procedures to build 3 cement layers before actually gluing the tire.

No comments: