Monday, March 18, 2013

ケルン・デザイン – Köln Design


まずは歴史的建造物を観ておこう。大聖堂と旧市街だ。

ケルン・フィルハーモニー・ホールはルートヴィッヒ美術館の隣にあって、木曜のお昼に無料の公開リハーサルがあると聞いて行ってみた。深いすり鉢状の美しいホールで、響きはドライ傾向、中低域よりも中高域に向けシャープな印象だったが聴きやすかった。シベリウスとヘンツェの曲を30分ほど聴かせてもらえ、特にヘンツェの交響曲第8番は聴き応えあった。客席は年配客を中心に9割方埋まっていて盛況、クラシックを身近に親しめるこうした企画は素晴らしいと思う。



ホーヘ通りをKaufhofのところで曲がって人通りの多いSchildergasseをコロンバ美術館方向に少し進んだあたりにとても斬新なショッピング・モールを見つけた。ガラスの内側には木製のフレームが縦に走っていて、その一種の古さとの融合が何とも興味深い。



何の予備知識もなく通りすがりに吸い込まれるように見入ってしまった建物がコロンバ美術館だ。調べて見ると廃墟となって古いローマ時代の遺跡なども埋まっていた聖コロンバ教会をペーター・ズントーが1973年のコンペに勝って建てたものとのこと。古い建物の残骸を吸収しつつ、直線的なブリックワークで仕上げた外観が美しかった。既に美術館疲れしていたので入らなかったが、次回は是非訪ねてみたい。


ライン河畔、チョコレート博物館の向かいに見えた建物はArt'Otel


Manufactumは気の利いた家庭洋品雑貨を集めたショップで、楽しく時間潰しできそう。パンやハムなどの食材も少し調達可能。カフェも賑わっている。


おまけに、フランクフルト空港のヒルトンはモダン・アート空間。埋込型のベッドライトが凝っていた。

No comments: